50㎞ウォークに参加して思ったこと
2018年秋。
やばいイベントに参加してきた。
【50㎞ウォーク】。
ただ無心に50㎞の道のりを歩くイベント。(そのまんま)
もともと100㎞バージョンのチャリーティーイベントを社内に落とし込んだもの。
公共交通機関が発達し
長距離を歩く必要がない世の中で
それでもあえて歩く。
その先にあるものとは!?
歩いた距離ごとの心境の変化を
記事にして残そうと思う。
【イベント前夜】
先輩からの誘いを二つ返事で
乗ってしまったが日にちが近づくにつれ
後悔が押し寄せた。
接近してきた台風が直撃して
ワンチャン中止になるんじゃないかと
少し期待したが、無情にもそれていった。
腹をくくった。
【0㎞地点】
ルートはアクアトト岐阜から庄内緑地公園を折り返して戻って来るルートだったが急遽マックスバリュ木曽川からに変更になる。
朝8時、体調も良く涼しい気候で「楽勝じゃね?」という自信が湧いてくる。
こうして僕たちは歩き出した。
【5㎞地点】
先輩たちと喋りながら歩いていると
最初の5㎞はすぐだった。
これで10ぶんの1歩いたのかと思ったら
余裕ですわとさらに自信がつく。
スマホに届く応援メッセージに
「楽勝」「スキップできる」
などど返信をした。
のちに後悔することとなる。
【10㎞地点】
バイパスに出て1直線の道が始まる。
日が昇ってきた。暑い。
今日は快晴だった。
きていたパーカーを
コンビ二の袋に詰めて歩いた。
見た目がコンビニ帰りの兄ちゃんになった。
依然、余裕はあり。
【20㎞地点】
固まって歩いていた参加者の歩みにばらつきが出始める。
折返し地点までは早い人も合わせようという方針だった。
割と前の方にいたので休み休みいけた。
お腹すいた。
【25㎞地点(折返し)】
庄内緑地のイオンに到着。昼食をとる。
ディーラーさんからゼリー飲料の施しを受ける。神。
予定より早い到着だったのでたっぷり休憩の後出発。
ここまで5㎞毎にインスタのストーリーを上げていたが
スマホの電池切れで更新が途絶え、
友人から死んだと思われる。
【35㎞地点】
全く体に支障はないが。
気づいたら歩みが遅くなっていた。
参加者ごとに完全にスピードがばらつく。
【40㎞地点】
一人で歩いていたが
機嫌良くポルノのミュージックアワーを
鼻歌歌いながら調子こいて歩いた。
股関節が痛み始めた。
チェックポイントの洋服の青山が見えたと喜んだ。良く見たら青木だった。これによりメンタルが死ぬ。
途中で合流したマネージャーと岐阜の後輩2人と
「先頭集団に追いつこう」と志を共にし、
信号の変化を計算しながらちゃんと追いつく。
途中、応援に来てくれた先輩の差し入れのエナジードリンクが飲んだことのない生姜味の飲み物で爆笑した。(ありがとうございます)
【45㎞地点〜ゴール】
若手2人が走り出したので追いついてやろうと
残り5㎞走る。
前から3人目だったが
前2人の体力が化け物すぎて追いつけず、
完全に見失う。
その結果、曲がるべきポイントをスルーして
直進し、マックスバリュではなくイオンに着く。
土地勘も無く、スマホも充電が切れているため
止むを得ずタクシーでマックスバリュに乗り付ける。
考えうる最悪のゴール。
最大の禁忌を犯したが実質52㎞くらい歩いているので
許して欲しい。(探させてすいません)
【感想】
総合すると楽しかった。
50㎞の道のりは人生に置き換えて考えれるなあ
と感じた。
そのものを楽しんでいると苦を感じずに目標に近づいていったり、
足が辛くなったら歩きかたを変えてみると楽になってまた前に進めたり
っていうところ。
終わった直後は豆腐1丁分も足が上がらないほど疲弊したけど
本当に参加してよかったと思った。
応援ありがとうございました!
でも来年の100㎞は無理です!