日本人のウルトラマン化問題
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。昨年の正月から1年を通して感じたことがありまして。それは、テレビCMなどの広告が「何かを超えていく」「自分の可能性を広げる」というメッセージが込められたものが多かったこと。
Galaxy「昨日までを、超えてゆけ #1 水神」篇(WEB限定ロングバージョン 山﨑賢人主演テレビCM)
この商品を手に入れたら「新しい自分に出会える」「生活のグレードが上がる」など自己啓発的な価値をイメージさせるような内容が目に付いた1年でした。それが別に悪いという話ではなく ゆとり世代だの悟り世代だのと言われ若者の向上心や物欲の低下がヒソヒソされちゃう現代ですが、一方でSNSの発展で他人の生活が覗けるようになったことで、現状の自分とのギャップが計れるようになり「もっと充実を」求める人が増えたんじゃないかなーと思いますよ。
特に男性はウズウズしちゃいがちではと思います。仮面ライダーは変身し、ウルトラマンはでっかくなり、ポケモンは進化する。平凡な状態からパワーアップし姿が変わることにロマンを感じる生き物ですからね。
昨年は「永田一族最強の永田になれ」「父親を超えてこそ親孝行」と人生のアドバイスを頂いたことが印象的で 実際、成長のチャンスを幾度も頂いた年でした。今年はより、自分の人生に責任を持ち 目指すべきゴールを見据えた1年にします。
お正月、友人の家にあった、昔Panasonicが出したゲーム機のウルトラマンの格ゲー(いわゆるクソゲー)を見ながらそう思いました。
ジュアッ!!
俺 星空になるわ。
今日は特に笑顔でいることを心がけて1日を過ごした。忙しい12月の後半、疲れが出始める頃だからこそ。逆に笑顔に。気持ちは身体の状態に引き寄せられるそうで、口角を上げたり、鼻歌を歌ったり、スキップしたりすれば楽しい気持ちになる。
営業中鼻歌を歌ってスキップする美容師はさすがにヤバいので笑顔だけにしときます。
美容師になってこれまでは自分がスターになろうとやってきたけど、どうやらそれは僕の役割ではないらしい。仲間をスターにする力を身につけ最強のフォロワーになります。星を際立たせる夜空になります。(辞世の句みたいになった。)
今年美容室でお客様と話したテーマベスト3
美容室でお客様と話す内容というのは季節や年齢層によって常に移り変わるものですよね。1番良しとされているのはやはり美容情報ですが、世間話で意見を交換するのも 大事なお客様とのコミュニケーションだと考えます。
この【お客様と話した話題】という点を改めて振り返ってみますと、特に多かったなと感じるテーマがいくつかありました。去年までを考えてもそんなに「たくさんこの話したな」というものはなかったように感じます。例年とは違う今年の傾向を記録も兼ねて記事にしておこうと思います。
今年美容室でお客様と話したテーマベスト3
第3位 ニンテンドースイッチ
Nintendo Switch Joy-Con (L) ネオンブルー/ (R) ネオンレッド
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2017/03/03
- メディア: Video Game
- この商品を含むブログ (27件) を見る
今年発売した大人気ゲームハード。対応ソフトの選手層の厚さからか爆発的人気で未だ予約も取れず、店頭に並ばず、ネット通販で買うと1〜2万円近く高値で取引されています。
お客様のお友達が「普通に買えたよ〜」と報告してくれたそうですが、実はそれは値上げされた状態の商品で、2万以上高値で購入していたという事実。Amaz◯nなどで購入する時は正価を確認してからポチりましょう。
第2位 イケア長久手
家具/雑貨の大型販売店『IKEA(イケア)長久手』がオープン。これによりグリーンロードで大変な混雑が巻き起こり、オープン当初はお客様が渋滞に巻き込まれ、美容院の予約に間に合わなくなる事態が発生。
昨年の長久手イオン開店の混雑が収まったばかりにも関わらず大規模商業施設の登場。付近の大学生は「1限に間に合わなくなる」など不満を露わにしますが、「早く起きなくちゃいけなくなったから健康になった」などのポジティブな意見も寄せられています。
そして、栄えある第1位は…
第1位 刺青の洋彫と和彫の違い。
え、と思うじゃないですか。僕も思います。
別に僕自身に刺青が入っているわけでも、すごい興味があるわけでもなく、なぜかこの話になることが多かった。月の満ち欠けなのか偶然のめぐりあわせなのかわかりませんが不思議ですね。刺青の話が最も多かった1年でした。
そう、多分 ジャスティン・ビーバーの話題からこの話になることが多かったので、今年僕が担当したお客様に、ジャスティン好きな方が多かったのだ。そういうことでしょう。
今年の僕を表す漢字は「墨」であることが確定しました。来年は隅(スミ)置けない男になろうと思います。
北斗神拳伝承者と仕事した日。
今日12月23日はクリスマスイヴイヴなんてクソつまらない冗談で言われたりするクリスマスの2日前。昨日に引き続き多くのお客様がお見えになっていた。
午前中、カラーやトリートメントのお客様が多く シャンプー台が満席で 俺は後輩Aの隣でシャンプーをしていた。
「倒しますねー」
俺がシャンプーを終え、トリートメントに差し掛かった頃、Aがシャンプー台の高さの調整を行おうとした瞬間
ブチッ
明らかに美容院で聞かない音がした。Aの方を向いて状況を確認する。一見何か異変が起きている様子はなく、お客様もリラックスされている。何も心配するようなことは起きなかったのだ。お客様には。
そう、事件はスタッフに起きていた。
Aのスカートがめちゃくちゃ裂けてた。裂け目が丈の半分以上まで達し、そいつはもう1枚の布になろうとしていた。そんなことあんの?戦闘中?営業中だよね?「倒しますねー」って何を?敵?敵なの??
どうやら僕の隣でシャンプーをしていたのは後輩ではなくケンシロウだったようです。激戦の末、衣服が弾け飛んだ。そういうことでしょう。
初めての体験(北斗神拳伝承者との邂逅)に目を剥いているとAと目が合った。「やっちゃいました☆てへ♪」って顔してると思うじゃないですか。満面のドヤ顔ですありがとうございました。
どういう感情でそんな顔に何の!怖い!兄ちゃん怖い。目のやり場に困るから早急に直してくれ頼む。と、願いながら持ち場に意識を戻した。
そのあとうちのケンシロウは隙を見てスカートを塗って補修していました。おろしたてだったようでショックを通り越しドヤになった模様。まんじ卍。
お詫び
おはようございます。11月から毎日更新を謳い、息巻いておりましたが、現在更新が停滞している状況です。
と いいますのも、最近 夜に激しい頭痛と吐き気を催すことがあり 更新しようにも集中出来ず何も浮かばないのです。
回復を優先し、暫く夜は安静にしたいため ブログの更新頻度は緩やかになります。すいません。
読者がたくさんいるわけでは無いですし、美容師としてはこういう内容は記事にすべきではないとは承知していますが、毎度見て下さっている方もいるのでご報告させて頂きました。
恋の魔法にかかっているのか。
昨年見逃したファンタスティックビーストを視聴した。
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 発売日: 2017/10/18
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ハリー・ポッターシリーズは炎のゴブレットまでしか見ておらず、ついていけるか不安ではあったものの、iTunes Storeのレビューに、その点は大丈夫という旨のコメントを見つけたのでレンタルすることにした。
感想としては大満足。魔法生物やトランクの中の空間などこんなにワクワクする世界観は流石だと思ったし、主人公のニュート(エディ・レッドメイン)の着こなしやヘアスタイルがカッコええ。コリン・ファレルの渋い出で立ちもツボ。吹き替えも艶のあるイケボでグー。
登場する魔法生物も可愛いかったりおぞましかったりコミカルだったりするのだが実在してしまいそうな存在感を持っていた。
2時間超、魔法の世界に浸っていた俺は鑑賞後ふと現実に戻り、これから忘年会だということを思い出し急いで着替えて電車に乗った。
ーこの後 俺は魔法を目にする。ー
満員に近い密度の電車に乗ったがなんとか座れた。目の前に大学生の男の子とその後輩らしき女の子が吊革に捕まり会話が始まった。話し声が聞こえて来る。少し飲んでいるのかむっちゃ声がでかい。
男「〇〇ちゃんさ、△△のこと好きなん?」
女「違いますよー私は先輩のことが好きなんですー!」
後輩の女の子が冗談っぽく好意をほのめかし、上目遣いをする。
何やら面白い茶番が始まったようだ。両サイドの席をチラっと確認したが、仕事帰りのスーツの紳士がそれぞれ一人づつ。スマホいじってるけど多分聞き耳立ててる。
男「おー、まじかー。あざすw」
女「そうですよ^^」
余裕を醸しつつも嬉しそうな先輩。これには左隣の紳士も思わず「んん゛ッw」と咳払い。しかし次のやり取りで先輩のその余裕は消え失せる。
男「じゃあ、俺と付き合ってみる?www」
女「はい!是非!(真剣)」
( ゚д゚) ゚д゚) ゚д゚)←俺と両隣の紳士
男「え!???まじで?????」
女「よろしくお願いします////」
何が起きているんだ。俺の目の前でラブコメが始まっている。 YouTubeか?YouTube開いちゃったか俺??目の前でカップル成立してるんだが。いやしかし 色恋というのはよく魔法に例えられることが多い、言わば奇跡みたいなもんで、あぁ俺はきっとファンタビの続きを見せられているのだと思う。
映画ファンタスティックビーストの続編は来年冬上映予定。
コロコロアニキから見る個性と社会との付き合い方。
俺たちが子供の頃、月に1度の楽しみがあった。大人気ホビー雑誌コロコロコミックだ。当時小学生たちを魅了した数々のホビーたち…
ベイブレード、ミニ四駆、ポケモン、ロックマンエグゼ、デュエルマスターズ
そして人気連載「コロッケ!」などのコンテンツが小学生たちの娯楽を満たしていた。
このコロッケ!が小学館の季刊誌コロコロコミックアニキで再び連載をスタートしたとツイッターで知り仕事帰りに本屋に買いに行った。
正直、メチャメチャ好きだった訳ではなかったけど、毎月買ってたから毎月読んでた訳で、大筋とキャラの名前くらいは覚えている。なんで買ったかというと
そのツイッターで流れてきた画像が俺の知ってるコロッケ(主人公)と違う。主に性格が。
俺の知ってるコロッケは目がキラキラしてて天津爛漫、一生懸命 敵に情けをかけたりしちゃう THE漫画の主人公だった。
それがこうなる↓
変わりすぎだろ。
この登場シーンの後、敵の指をブチ折り必殺技で殴り倒し、自分の目的は父を◯すことだと告げ 当時の読者が続きが気になる引きで終わった。前作では父生きかえらそうと頑張ってたからね。
時がコロッケを変えてしまったのか。
俺たち読者は10年前と変わっているのか。
少なくとも俺はあんまり変わっていないかもしれない。大人になった今でもゲームも漫画も好きで、入社1年目の頃、会社の上司に「休みの日に何してるの?」って聞かれて「ゲームですかね」と答え「勉強した方がいいんじゃない?^^;」とご指導頂くくらいだ。
(この頃から会社やFBではオタ趣味はオフレコで生きてきたが何故か「永田ってゲーム好きじゃん?」と先輩に声をかけられる現状である。)
個性が尊重される今の時代に自分が好きなことをあえて隠したりする必要はないと思うけど、仕事や人間関係に支障が出たりするなら まあわざわざ言わなくてもいいんじゃないかと思う。
ちなみにコロコロを買ってから実家に立ち寄った時 母に、ガチで頭がおかしくなったのではないかと心配されたので今後は気を付けたい。